以前、股の所にこぶのようなものができ、結局鼠径ヘルニアだった利用者のことを書いたと思う。
その利用者がいよいよ来週、神戸のある大きな病院に入院することになった。
ところが、その利用者より連絡があり、
連帯保証人が2人いると、病院に言われたという。
その利用者は、妻とずいぶん前に離婚し、子供もいるのだが、全くの音信不通で、どこに住んでいるのかはおろか、生死さえも分からない。
つまり全く身寄りがないので、保証人になってもらえる人がいないのだ。
私も連絡を受け、方々どうしたらよいか当たったが、良いアイデアはない。最後は、役所にも問い合わせたが、結局良い手立ては見つからなかった。
万策つき、病院に事情を説明し、解決策を探ろうと思い、病院内のケアマネジャーに相談した。
すると、そういう事情であれば、
無理に保証人を探さなくても大丈夫
と言う。
これまで散々気をもんだだけに拍子抜けしたが、とりあえず、その利用者の入院時に付き合って、事情を病院の事務に説明しようと思う。
利用者にも、ぜひそうして欲しいと言われるし。
まあとにかくやれやれである。
このように、ケアマネジャーもいろいろな仕事をしなければならないのである。
でも、それで、利用者が安心してくれるなら、良い仕事をした、と思えるし、そういう所にこの仕事の面白さがあるのかもしれない。
