薬剤師って素敵?

すみれ台在住で、薬剤師、ケアマネ、FPの資格を持つ著者が、日常の活動を紹介することにより、薬剤師という職業を考えるサイトです。
介護支援に必要なもの?
 最近、ケアマネジャーとして、二人の似たようなケースを担当した。

 どちらの方も、長男家族と同居し、お嫁さんも日中働いておられる。今回、どちらの方も、体調を崩し入院し歩けなくなったという似たような病状のため、退院後近くの老健(老人保健施設)ビル に入所することになった。

 だが、家族の方は、一方は、「老健でリハビリをして体調回復すれば、親を自宅に戻し、段差のある自室からリビングを親の居室に使い、自分たちは別の部屋に出て行こうと思う。」と言い、もう一方は、何も悩むことなく、「家では看れないので、3ヵ月ごとに老健を変え入所させてほしい! 」と言う。(ひとつの老健入所は3ヶ月間が原則読書 )

 おまけに前者の方は、認知症が進み、後者の方は、頭はしっかりしているのだ。おそらく在宅で手のかかるのは何といっても前者の方だ。後者のご本人は、「家に帰りたいが、家族のため、迷惑はかけられないし、自分も全く自信がない。」と泣いていた。悲しい

 もちろん、それぞれの家庭の事情は良く分からないから、軽々しいことは言えない事は百も承知だし、ケアマネは、自分の道徳を相手の利用者に絶対に持ち込んではいけないことは分かっている。グッド

 でも、残念ながら、ケアマネとして力の入るのは、前者の方だ、と思ってしまうのは、私がまだまだ一人前のケアマネではないからだろう。しょんぼり

 やはり、良い介護支援も、本人の気力もさることながら、家族の協力(やる気? )がなければ、成立しないものだ、とつくづく感じてしまった。ショック
| takoshi | ケアマネジャーの仕事 | 21:25 |
| comments(0) | - |
コメント
コメントする










カレンダー
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2024 >>
おすすめ商品
それでも話し始めよう アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション
それでも話し始めよう アサーティブネスに学ぶ対等なコミュニケーション

誰かとの人間関係に悩んでいる方、これを読めば、目からうろこの光が見えます。大げさではないです。
コメント
カテゴリー
バックナンバー
リンク
メンバー
その他
ページトップへ