今日は風邪の妻を無理やり
連れ出し、
春山満さんの講演会を聞きに行った。
今回は、
春山満さんのプロデュースした
有料老人ホームの紹介ということだったが、相変わらず歯に衣をきせぬしゃべりようで、内容も大いに同感でき、すっかり聞き入ってしまった。
ただ、これからの
有料老人ホームについての理念は確かに大いに同感なのだが、本当にその理念がこの施設で実現できるのか
疑問 が残った。
例えば、
入居金 が他の老人ホームに比べて格段に安いのだが、
入居者がどんな状態になっても追い出したりしない、ということが本当に守れるのか、とか、入居後、
認知症が重症になった方について、どうやって対応するか等だ。
つまり、簡単に言えば
職員の体制のことだ。
おそらく
それに対するノウハウはしっかり持っているのだろうとは思う。特に職員の教育(特に医者)には力を入れると言っていたのも確かだ。でも、どうしても、疑問符
がつくのは私だけだろうか。
果たして、この施設がうまく行くのかどうか、10年後、20年後を見なければ分からないと思う。どこの有料老人ホームでも最初のうちは
元気だが、年とともに、だんだん
元気がなくなっていくからだ。
やはり、はっきり言って、有料老人ホームに入居するのは、もう少し様子を見た方がよい気がする。まだまだ、日本では土壌が根付いておらず、決して安くはないお金
を支払って、本当に入居する価値があるかどうか、今のところ疑問である。
皆、本当は自分の
住み慣れた家で暮らしたい、と願っているのだろうから、生活動作に困らない限り、家でできるだけ自立して暮らした方が本人にとっても幸せだと思うのだがどうだろうか