今日は、
宗教的、哲学的な話で恐縮だが、少し聞いてほしい。
小池龍之介さんの著書の受け売りだが、
仏道によると、人の心には、
苦しかなく(一切苦)、
快楽は存在しない。
ではなぜ、
快楽を感じているように錯覚するのかと言うと、それは、抱えている
苦がなくなると、自然に
快楽を感じているように思えるのである。
その結果、人はストレスが溜まり
苦を感じると、暴飲暴食をしたり、ギャンブルに走ったり等、無理やり他の
快楽で、
苦をなくそうとする。そうして、
大きな快楽を得たと勘違いしてしまう。
そうして、人はさらなる
快楽を得るために、自分では気がつかないうちに、さらなる
苦を自分で作ってしまうという。
ところが、そうすることにより、人の体には、どんどんいろいろな
神経伝達物質が放出され、それが、人の身体や心を虫ばんでいき、ますます幸せから遠ざかるのである。
では、どうすれば、
苦から解放されることができるか、それは、
小池龍之介さんの著書にたっぷり書かれているので、興味のある方はそちらを参照してほしい。
そこで、今日の私の経験談を聞いてほしい。
実は今日、仕事中に
気分の悪くなるような話を2つ程聞き、ちょっと落ち込んでいた。要するに自分の心は
苦の状態になった。
ところが家に帰り、ちょっといい話を聞いた途端、
すごく幸せな気分になった。
もし、仕事で何事もなく、同じ話を家で聞いたとしても、これほど幸せな気分にはなれなかったはずだ。
なるほど、この事だな、と今日は、妙に納得してしまった。