あるヘルパー事業所が、この一年ほどの間に、掃除だけに3時間も費やしたり、庭掃除、家具の移動、窓拭きなど、介護保険サービスとしては不適切なサービスをしてきた。
そこで、これ以上不適切なサービスを続けることのないよう、この事業所に「ヘルパーを指導するように」文書を送り、さらに、電話でも通告したことを以前このブログで報告した。
今日その回答が文書で来た。
内容は、「窓拭きは一回のみしたことがあるが、後の不適切なサービスはしていない。そもそも時間がかかるのは、その場所にもより、本人の要望もある。ヘルパーは一生懸命やっている。」というものだった。
とんでもない話だ。
実は、毎月、予定(調理と掃除の
援助)以上に、勝手にサービスを入れていて、それをサービス費として請求しており、4時間のサービスを入れていたこともあったのだ。
その事業所からの文書によると、利用者は不適切なサービスは受けていない、と言っている、ということだったが、私は利用者に直接聞いている。
つまり、何とかできるだけ稼ごうと、不適切なサービスまで入れていたことが疑われるのだ。
分かっている。
余分なサービスが入っているのでは、と疑いながらも、利用者が喜んでいたこともあり、これまで放置していた私の責任であることは間違いない。
でも、遅まきながら、この辺でちゃんとしないといけない。
だが、すでに利用者は今のサービスで満足しきっており、この話をきちんと決着するには利用者も敵に回しかねない。
いや、すでに、不適切なサービスは受けていない、と言うように言いくるめられているだろう。
こんな関係では、その利用者の担当ケアマネジャーとして信頼関係を築くことはできず、ここはやはり、担当ケアマネジャーを降りることになりそうである。
でも、その前に、きちんと導入すべきサービスについては、結論を出しておきたい。そして、信頼関係を失ってでも、その利用者にきちんと説明したいと思う。
介護保険サービスは、大部分が皆が出している保険料や、税金が使われているのだ。
度が過ぎた訪問介護サービスは介護保険では不適切であり、個人が家政婦と契約すべきものである。
今回の件ではつくづく反省した。