先に、家を建てるときは慎重に考えた方がよい、と書いたが、その中で、
相続の問題について今日は話したいと思う。
若い人の中には、
親に頭金を出してもらって、家を買おうと思っている人が多いのではないか、と思う。
そこで注意してもらいたいのは、家の名義を自分だけにすると、
贈与税がかかるということだ。出したお金の配分に応じて、家を
共有名義にしなければならない。
そうなると、先に、親が亡くなると、
相続が発生したその時の時価で、家が見積もられ、親の持分については、
相続人で分配する必要がある。
そのときに、家を売却すれば、現金で分配できるが、そうできない場合は、現にその家に住んでいる相続人が、他の相続人に
現金
を渡すことになる。
そのための現金をあらかじめ用意しておければよいが、ローンも抱えていることもあり、手元の現金がなく、
トラブルに発展するケースが多い。
その前に、親から贈与を受け、家を自分名義に変えたら、と思うかもしれないが、結局、その
贈与分も、相続時には、
親の財産とみなされてしまうので注意が必要である。
このトラブルを防ぐには、前もって親に
遺言状を残してもらうのが有効であるが、それにしても、
遺留分が半分発生することを覚えておいてほしい。
というわけで、家を購入するときは、くれぐれも慎重に考えてほしい。